輪道一直線!! Keep going!

奥州乃最速屋の練習日誌

長い休みの始まり

会社から長い休みをもらった。

休みの間はどこかに行かないのか?と聞かれるが、僕は自分の肉体を鍛える事で、次のステップに行く。

それが、今回の休みの目的だ。


そして、今日から本格的に休みである。

土日はいつも通り、忙しく、休みに入った実感は無かった。

特に予定も入れていない僕はトレーニングに時間をあてることに決めていた。

海を見に行こうと決めていた
ただ、海が見たいと思ったからだ。

天気予報では曇りだったが、雨に濡れる事よりも雨に降られて走りに行くのを諦める事が出来なかった。

妻が初日から飛ばないで、無理しないでといった。
私はそうだね、と言った。

長い距離を走るから、補給食としてカロリーメイトを手にした。
一袋に2個入っている。
それを2袋背中のポケットに入れた。

一袋ではなく2袋だ。

種山を超えて大船渡へ行こうと、自転車に乗って、ペダルを回す。
雲行きが怪しくなったと思ったら、雨粒がポツリと顔に当たる。
僕は進むか、戻るか、考えたが、このまま濡れて走るのも悪く無いとニヤリと笑った。

種山の頂上が近づくにつれて、雨足は強くなって行く。
寒さで体温を奪われ、思考能力も散漫になる。
このまま、戻ろうか?
何度も心の中で自分に問いかける。
脚はペダルを回し続けている。
僕はそうか…と言い、更にペダルを回す力が増す。

不思議と歌が口からこぼれて来る
MUSCLE MANBO!
1,2,3 Fire!

どうして、この歌が出て来たのか分からない
僕は心の中でクスリと笑った。

吐く息は白く、六月の暖かさは見る影もない。
途中トンネルが数個ある、いつもならトンネルを通るのは気乗りしないが、雨降りの中で走るとトンネルで少し雨宿りができる。

やっと一休みできる。
目の前には種山の道の駅があった。

僕は自転車を立てかけ、自販機でコーヒーを買った。

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暖かいコーヒーは冷え切った、僕の体を温めてくれた。

白くモヤが掛かった山を見ると、ここまで登って来た事で、沢山のことを考える事ができた。

山を登ることは自分の心を整理する大切な時間だと言うことだ。

雨で濡れた体では海を見に行くことは難しい。
海を諦めたとして、これからどうするか。

このまま来た道を戻るか、更に進んで別のルートを通って帰って来るか?

頭の中で考えているふりをしていたが、答えは決まっている。
さあ、行こうか
僕は自転車に声をかけてまたがり、先の道へ進んだ。
声をかけてないのかもしれないが、そんな気分だった。

可笑しな気持ちになったので、また心の中で僕は笑っていた。

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距離100km
獲得標高1400m